UPDATE | 2019年01月30日
【受験 ガイド】留学生のための「専門学校」進学情報
外国から 勉強しに 来ている 人の みなさんが「専門学校」に 進学するための、基本情報です。 日本の 専門学校の らしさを はじめ、おもな 出願(試験を 受けるために 必要な 書類を 出す)条件、学校に 入るための 試験方法、かかる お金などを おおまかに 確認して、専門学校 進学のための 準備を 始めましょう。
● 日本の「専門学校」の 特徴
日本の 専門学校には、国が 設置をする「国立」、地方の 役所などが 置く「公立」、学校法人 または 株式会社が 置く「私立」の3つの 種類が あります。 日本の 専門学校は、その ほとんどが 私立の 学校です。
修業年限は、原則2年間ですが、医療技術や 看護などの 専門的国家資格等を もらうことが 目的と なる 学校のときは3から4年間と なります。資格とは あることを 行なうために 必要な 能力、能力が あることの 証明のことです。
また、高さな 職業能力の 学習して 身に つけるための「高度専門士」の 地位・呼び名を 取ることが できる 課程では 修業年限は4年以上と なります。
専門学校は、正しくは「専修学校専門課程」という 高等 養育機関で、仕事もしくは 実際 生活に 必要な 能力を 育てます。専門学校は、または 教養を 向上させようとするためにしています。実際には、仕事に つながる 資格や 技術を 身に つける 教育しています。
日本の 専門学校は、教育内容ごとに 大きく8つの 分野に わかれ、それぞれつぎに 書いている 内容のとおり 分類されます。
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分野 |
学問詳細 |
工業分野 |
建築・建設・自動車・機械・ロボット・電気・ゲーム・コンピュータ |
農業分野 |
農業・造園・フラワービジネス・バイオテクノロジー・生命工学・動物 管理 |
医療分野 |
看護・理学療法・作業療法・リハビリテーション・歯医者衛生・臨床 検査 |
衛生分野 |
栄養・料理・製菓・製パン・理容・美容・メイク・エステ・ネイル |
教育・社会福祉分野 |
介護福祉・社会福祉・老人福祉・保育・幼児 教育 |
商業実務分野 |
ビジネス・経営・簿記・会計・経理・貿易・旅行・観光・ホテル |
服飾・家政分野 |
ファッション・きもの・編物・手芸・スタイリスト |
文化・教養分野 |
まんが・アニメ・声優・音楽・デザイン・写真・通訳・ペット |
外国から 勉強しに 来ている 人の みなさんが、 日本の 高校で 学んだ あと、そのまま 日本で 就職しやすいよう国に 住む 資格(ビザ)を ゆるくする 傾向には あります。分野によっては、学びと つながる 仕事に あてはまる 国に 住む 資格が まだ ありません 仕事も あります。
進学先を 決めるときには、技術や 知識を 身に つけて 自国で 活躍したいのか、それとも 日本で 就職したいのか 卒業後の 働き方も イメージしておくとよいでしょう。
●認可校と 無認可校
受験をする 専門学校を 選ぶときには、その 学校が 許可校(専門学校)なのか 無許可校なのかを 確認するようにしましょう。
許可校と 無許可校の ちがいは、公的機関からの許可を 受けているか どうかです。無許可校は 日本の 高校では ありません。だから、「専門士」「高度専門士」の 地位・呼び名を もらうことが できません。
専門学校は、 日本の 法律(国の 決まり)で 決められた 一定の 条件に あっている 学校で、都道府県知事や教育委員会、文部科学大臣による許可を 受けています。そのため、「認可校」とも 呼ばれます。
また、「専門学校」という名前は 許可校だけが 名乗ることが できます。ただし、「専門学校」は 必ず つけなければならない 名前ではないので、専門学校であっても○○学院、○○学園などの 学校の 名前のときも あります。そのため、名前は 許可校か どうかを 知るための 基準の 一つには なります。しかし、それだけで判断することが できないので 注意して ください。
その他の ちがいとしては、無許可校のときは 公的奨学金の 利用や 通学定期・学生 割引の 利用、大学 編入、大学院 入学(学校に 入る)などが できません。奨学金とは 学校で 勉強するために 借りたり、貰うことが できる お金です。
ただし、許可校だからよい 学校、無許可校だから 悪い 学校というわけでは ありません。無許可校でも 高い 程度の 教育を行っている 学校は あります。無許可校である 良いこととしては、授業時間や 講師(先生)の 数や 実績、学校の 建物など についての 法による 拘束が ない。だから、自由な カリキュラムや 学習環境が 用意 できるというところです。
>「専門学校(認可校)」を 探す
●専門学校と専門職大学 (専門職短期大学)・短期大学との 違い
専門学校と 専門職大学(専門職短期大学)、短期大学は それぞれ実務を 大切にした 専門 教育を 行う、という点でよく にています。専門学校の 良いこととしては以下のような点が あげられます。
1:時代に合わせた 柔軟な カリキュラム
設置基準などが 大学と 同じくらいぐらいで 厳しく 設定されている 専門職大学や 短期大学に対して、専門学校の よいところは、制度の 自由度の 高さによる 柔軟な カリキュラム 構成。時代が 求めるものに あわせ どちらかといえば かんたんに 変更をすることが できます。だから、最先端の 技術の 修得(学ぶこと)や実践的(勉強したことが 本当に できるような)な 教育の 展開が できます。
2:即戦力が 身に つく 教育環境
専門学校のとき、専門 教育と 実習が 授業の ほとんどと なっています。さらに、指導をするのは主に 実務の経験が ある人や 現役で 活躍している 技術者です。そのため、色々なこと(物)高校の中でも 即戦力を 身に つけるという点では、専門学校に 勝るものは ありません。即戦力とは 訓練や 準備をしなくてもすぐに 使える 能力です。現場に 近い 指導する人を 介した それぞれの 業界 との 強い つながりも よいところです。
3:「職業実践専門課程」による 企業 連携
専門学校の 一部の 学科では、 文部科学省が「職業 実践専門課程」として 認めている 学科が あります。
職業 実行専門課程とは、学科の 名前ではなく、これまでの 学科に対して 文部科学省が 認定を 行うものです。職業実務専門課程に 認められた 学科は、会社の等と 協力します。実演や 実習、生徒だけではなく 先生への 実務 についての 研修、会社等に 学校 評価などしています。外部からの 評価をされることで、いつも 高い レベルの 教育が 実行され、さらに 会社の 側から 見た「現場で 欲しい 人材の 育成」を 行うことが できます。職業 実行専門課程が あるか 学校選びの ひとつの 参考にしてみて ください。
>「短期大学」について調べる
●専門学校に入学するために 必要な 条件
以下のような条件の どれかを 満たす 必要が あります。
1:外国において、学校教育の12年の 課程を 卒業した者
2:外国の、12年の課程 卒業 相当の 学力 認定 試験に 合格し、18歳に なった者
3: 日本において、外国の 高校 相当として 指定した 外国人の こどものための 学校を 卒業し、18歳に なった者
4:国際バカロレア、アビトゥア、 フランスの バカロレア資格を 持っているか、GCEAレベル 試験について、学校が それぞれ別に きめる 成績を 満たし、18歳に なった者
5:国際的な評価団体(WASC、CIS、ACSI)の 認められた 教育施設(建物や 場所のこと)の12年の 課程を 卒業し、18歳に なった者
6:高校卒業程度 認定 試験に 合格し、18歳に なった者
7:学校でそれぞれの 入学の 資格 審査により、高校を 卒業した者と 同じ くらい以上のお 学力が あると 認めた者で、18歳に なった者
8:学校教育法に きめる上に 書いている以外の 入学の 資格の どれかの 条件を 満たす者
※1から3について、12年より 短い 課程のとき、かつ 外国において、きめられた 課程を 卒業していないときは、さらに きめられた 準備 教育課程 または 研修施設の 課程等を 卒業することが 必要と なることが あります。
●専門学校卒業・修了のための 条件
以下の条件を 満たし 卒業した者には、「専門士」または「高度専門士」の 地位・呼び名が 与えられます。
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|
専門士 |
高度専門士 |
就業年限 |
2年以上 |
4年以上 |
授業時間 |
1, 700時間以上 |
3, 400時間以上 |
修了 認定 |
試験等により 成績を 評価し 課程 修了の 認定を 行う |
課程 編成 |
- |
体系的に 教育課程が 編成されていること |
修了後 |
「専門士」を得たとき、大学編 入学(学校に 入る)を 認めている |
「高度専門士」を得たとき、大学院への 入学の 資格を 認めている |
学力 試験や 卒業 つくる以外にも、参加日数なども 重視される 傾向が あります。
●専門学校への進学に かかる 費用
つぎに 書いている 内容の まとめた 表は、 日本の 専門学校の 初年度 納入金の 平均の 額(日本人学生)です。
初年度 納入金額とは、普通に 入学の 金、授業料、施設・設備費などを 含んだ 入学(学校に 入る)する 年に かかる お金で、ここに 表示されている 金額は奨学金などを 適用する 前の お金です。
専門学校ごとに、色々なこと(物)奨学金や 学費の 減免(少なく なるか、なくなる)制度(授業料の30%~全額程度)など 日本での 学費 負担を 助ける 制度も あります。くわしくは それぞれの 学校の ウェブサイトを 確認するか、希望の 専門学校に 問い合わせて ください。
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私立 |
工業分野 |
¥1,262,667 |
農業分野 |
¥1,221,000 |
医療分野 |
¥1,372,143 |
衛生分野 |
¥1,487,250 |
教育・社会福祉分野 |
¥1,159,500 |
商業実務分野 |
¥1,142,972 |
服飾・家政分野 |
¥1,042,000 |
文化・教養分野 |
¥1,142,667 |
出典: 文部科学省/JASSO(2018-2019 Student Guide to Japanより)
これらの 初年度 納入金以外に、出願の時に かかる 入学の 検定料、外国から 日本に 受験しに くるときには 渡航費と 滞在費、入学(学校に 入る)する 専門学校の そばで 生活をするようであれば 引越しや 住むためのための お金などが かかってきます。
奨学金によってはこれらに つかえないものも あります。学校に 収める 金額以外にも いつ 何に どれくらいの お金が かかるのか、お金の サポート制度は いつ どれくらい 使うことが できるのかを 調べておくとよいでしょう。
また、大学や短期大学 との 併願を 認めている 学校も 増えています。
大学や 短期大学の 合格 発表を 待ってから 入学の 手続きや 入学の 金などの 納入が できるときも あります。支払い期限などは 必ず 確認しておくようにしましょう。
>「奨学金」について調べる
●専門学校の出願に 必要な 書類
それぞれの 学校によって 必要 提出書類は 違います。行きたい 学校が 決まったら、必ず 募集内容や ウェブサイト、直接 連絡などで 必要な 書類(紙)の 確認をするようにして ください。
たくさんの 専門学校学校に 入るための 試験で 普通に 必要と なる 書類は、つぎに 書いてあるとおりです。発行に 時間が かかる 書類や、郵送に かかる 時間も 地域によって 違いますので、ゆとりを 持って 準備して ください。
1:入学願書 (学校 指定のもの)
2:自国の高校の 卒業 (見込) 証明書
3:自国の最終学校の 成績 証明書
4:日本語教育機関 出席率・成績 証明書 (日本国内 在住の 場合)
5:日本語能力証明書 (海外 在住の 場合)
日本語を わかる 力については、ほかの 高校に 比べて 寛容な 傾向が あります。
日本語を わかる 力 試験(JLPT) N 2(2級)以上の 学力を 出願の 条件としている 専門学校が 多いです。しかし、出願時に N 3以下でも 入学(学校に 入る)後に 日本語を わかる 力の サポートを行っている 学校も あります。もし、 日本語を わかる 力に 不安が あるときには、このような サポートを じぶんから すすんで行っている 学校を 探してみるのもよいでしょう。
専門学校の 学校に 入るための 試験らしさとして、AO学校に 入るための 試験や 推薦入試の 利用が 多いことが あげられます。AO 学校に 入るための 試験のとき、オープンキャンパスや 体験 入学(学校に 入る)への 事前の 参加が 出願(入試 エントリー)の 条件とされているときも あります。オープンキャンパスとは 大学や 専門学校の中を 見て回ったり、試験の説明などを 聞いたりする イベントのことです。だから、オープンキャンパスや 体験 入学(学校に 入る)には ぜひ 参加しておきましょう。
●専門学校の入学 試験の 内容
日本人の 試験を 受ける 人と 同じ 試験を 受けることも できますが、(外国から 来ている)留学生向けの 特別な 試験を行なっていることが あります。また、試験内容は 学校ごとに 違います。たくさんのとき、つぎに 書いている 内容の いくつかを 組み合わせて 行われます。
1:書類審査 (出願書類)
2:学力検査
3:面接
4:作文
5:適性検査
6:実技試験
7:日本語科目試験
どの 審査でも、「目的 意識」「入学後の 授業について いける 日本語能力および 学力の 有無」「勉強する 意欲」を 中心に 審査をされる 傾向に あります。
●進学 説明会や ウェブサイトを 活用した 専門学校 検索
日本の 専門学校は、出願のときに 希望する 学科や コースを 決めておく 必要が あります。
専門学校は 特に、その 学科や コースの 内容に特化した 学びをします。だから、思っていた 学習内容とは 違った ...... とならないように 早いうちから 自分が 学びたい 分野の ある 学科や コースは 何か、どの 学校に 行けば 学べるのか、奨学金制度や 寮があるかないかなど、(外国から 来ている)留学生の みなさんへの サポート制度が しっかりしているか どうかを 比べてみて、通い続けることが できそうか どうかを 調べることが 大切です。
どんな 学校が あるのか 調べるときには、今通っている 学校の 先生や、おたがいを 知り の人に 相談することも もちろん 大切ですが、「アクセス 日本 留学」のような ウェブサイトで 条件を 指定して 学校 検索してみたり、直接専門学校の 担当する人と 話が できる「外国人学生のための 進学 説明会」に 参加してみましょう。
いくつか 気に なる 学校が 見つかったら、できるだけ「体験 入学」や「オープンキャンパス」などに 参加して、自分の 目で 見てみるとよいでしょう。実際に 学校に 行ってみることで、また 違った よいところが 見えてくるかも しれません。
どの 審査でも、「目的 意識」「入学後の 授業について いける 日本語能力および 学力の 有無」「勉強する 意欲」を 中心に 審査をされる 傾向に あります。
>進学 説明会に 参加する
>条件を指定して 学校を 探す
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